知れば知るほどOishiine!!
約2日前

「良質な脂質摂取」とは…

取材監修:女子栄養大学栄養学部教授 上西一弘先生

賢くとろう!
ω(オメガ)-3系脂肪酸の秘密

私たちがとる脂質の大部分は中性脂肪で、その主要な構成要素が「脂肪酸」です。脂肪酸にはさまざまな種類があり、肉類などに多く、室温で固形となる「飽和脂肪酸」と、魚類などに多く、室温で液体となる「不飽和脂肪酸」があります。

飽和脂肪酸はとりすぎると動脈硬化を進めるなど健康に悪影響を与えますが、不飽和脂肪酸は血液をサラサラにして動脈硬化を予防するなど、健康によい影響を与えることがわかっています。

とくに近年さまざまな作用が注目されているのがω-3系脂肪酸です。ω-3系脂肪酸の仲間には、魚類に多く含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)、アマニ油やエゴマ油などに含まれるα-リノレン酸などがあります。


▲多価不飽和脂肪酸には、とうもろこし油や大豆油など植物油に多いω-6(またはn-6)系脂肪酸と、魚類のほか、しそ油など限られた植物油に多いω-3(またはn-3)系脂肪酸がある

ω-3系脂肪酸をとるなら魚!
動脈硬化のほか認知症を防ぐ効果も

ω-3系脂肪酸には、動脈硬化を招くLDL(悪玉)コレステロールを減らして、動脈硬化を防ぐ効果があるHDL(善玉)コレステロールをふやす作用があることがわかっています。ω-3系脂肪酸を積極的にとることは、動脈硬化を予防して脳卒中や心筋梗塞など命に関わる病気のリスクを下げるのに役立ちます。このほか、DHAには認知症を防ぐ可能性があるともいわれ、研究が進められています。

ω-3系脂肪酸は、とくに魚に多く含まれているため、日ごろから魚類を積極的にとることが大切です。毎日の食卓に、魚料理をふやしてみませんか?

監修 上西一弘 先生
女子栄養大学栄養生理学研究室教授。
徳島大学大学院栄養学研究科修士課程修了後、食品企業の研究所を経て、1991年より女子栄養大学に勤務。
骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン作成委員会委員。
2005年版以降、「日本人の食事摂取基準」策定において、改定の度にワーキンググループメンバー(ミネラル)を務めている。
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