ユーザーの時短を支えるマルハニチロの商品は、どうやって作られているの?…そんなギモンを解き明かすべく、開発秘話や担当者の思い、ちょっとした小ネタなど、その知られざる舞台裏に迫ります
第1回は、おべんとう女子から絶大な支持を集める『3種LUNCHサラダ』
■おべんとうにサラダを持っていきたい!
「う~ん、こってり系ばかりで飽きたなぁ サラダも食べたい・・・」
とある会社のランチタイム。健康とお財布のためにおべんとうデビューしたY美(24歳)は、マンネリ気味なおかずを前に思わずため息。
から揚げ、ハンバーグ、生姜焼き・・・おべんとうのメインおかずは、どうしても油を使ったものが多くなりがち。バランスや彩りを考えると、やっぱりサラダを添えたいところ。
でも、生野菜は水っぽくなるのが気になるし、朝の忙しい時間にポテトサラダやマカロニサラダを作るのはとっても大変です。
■自然解凍OK!そのままポンっと入れるだけ!
そこでコレ、『3種LUNCHサラダ』「お弁当に野菜を」をコンセプトにしたLet'sベジランチシリーズの大ヒット商品です。
子どもから大人まで大好きなポテトサラダ、マカロニサラダ、ごぼうサラダの3種をアソート。2011年の発売以来、安定した人気を誇っています。
自然解凍OKなので、朝冷凍庫から出しておべんとう箱にそのままポンっと入れるだけ。ランチタイムにはちょうど食べごろに
おべんとうはもちろん、「食卓にちょっともう一品」という時にも便利です。
それぞれ30kcal前後とカロリー控えめな点も嬉しいポイント
▲この秋、マヨソースのたまご感がさらにアップ!パッケージも新しく
■おべんとう女子の声に応えるべく新たなチャレンジ
この画期的な『3種LUNCHサラダ』の生みの親のひとりが、市販用冷凍食品部 商品開発課の徳善(とくぜん)さん。
開発のきっかけは、「おべんとうにサラダを持っていきたい」という女性の声でした。
『3種LUNCHサラダ』の前身となったのは、カフェやデパ地下のオシャレなサラダからヒントを得た『3種LOVEサラダ』。それまできんぴらなどの和惣菜の冷凍食品はあったものの、洋風サラダは新たな試み。他社に先駆けてのチャレンジだっただけに、社内の反対もあったそうです。
根菜ひじきサラダや豆サラダといったラインアップで女子のハートを掴んだ『3種LOVEサラダ』ですが、「より幅広く受け入れられる定番なもの」を目指して『3種LUNCHサラダ』の開発がスタートしました。
▲カフェのオシャレ感が魅力の『3種LOVEサラダ』
■商品化までにはさまざまな試行錯誤が・・・
『3種LUNCHサラダ』の3種の中でもっとも商品化に苦労したのが、実はポテトサラダ。じゃがいもは食感を残すのが難しく、ほっこり感を出すのに試行錯誤。また、マカロニサラダのマカロニもほどよい柔らかさになるよう茹で時間を細かに調整しました。
ごぼうやにんじんも、カットサイズ&調理方法を工夫。すべての食材が「解凍したときにちょうどよい食感になる」ように計算し尽くされているんです。
もちろん、パッケージへの気配りも。冷凍食品売り場ではシブめな和惣菜と並ぶことが多いため、パッと目を引く爽やかなデザインにこだわりました。
《さらにおいしく!今も進化中》
開発チームは、お客さまから寄せられる声などを参考に、絶え間ない改良を続けています。この秋のリニューアルでは、マヨソースのたまご感がアップし、さらにおいしくなりました。また、サラダのフレッシュさを表現した新パッケージにもぜひ注目してくださいね♪
■食べるのが楽しくなる!こんな「ワクワク」も
―ウシにはなんと胃が4つもあるのよ
『3種LUNCHサラダ』は、食べ進めていくとカップの底に「たべもの豆知識」が出現
このちょっとしたワクワク感を楽しみにしているユーザーは多く、「早く新しい豆知識が読みたい」という声もたくさん届くそう。小さなお子さんにも大好評なんですよ~
豆知識はぜんぶで54種類。定期的に内容をリニューアルしています。
■Let'ベジランチシリーズを味わおう!
Let'sベジランチシリーズは、『3種LUNCHサラダ』の他にも、『ほうれん草とチーズのささみカツ』『ほうれん草ハムたまごフライ』など野菜を味わえる商品がいっぱい。
今後も、シーズンごとにたっぷり野菜を使ったアイテムが続々登場予定です。
▲このロゴをお店で見かけたら要チェック!
《新商品のアイデアはどこから?》市販用冷凍食品部 徳善さん
スーパーやデパ地下をぶらぶらしながら生まれることが多いですね。お休みの日でも常にアンテナを張るようにしています。女性の声にもっと耳を傾けたいですし、ゆくゆくは女性だけの開発チームができたらいいなと思ってます
おべんとう女子の強い味方『3種のLUNCHサラダ』の舞台裏、いかがでしたか?
今後も人気商品のヒミツをどんどん解明していきます。どうぞお楽しみに